TikTokのDMはインスタとまるで別物
既読無視地獄
TikTokで見つけた料理系クリエイターに夢中になった。動画のセンスがドンピシャすぎて、気づけば投稿を30本以上も遡ってる始末。
この人と話してみたい…いける気がする
根拠のない自信だけで、私はDMを送った。
「いつも動画見てます!素敵ですね!」
送信ボタンを押した直後、指先がひんやり冷たくなって、胸の奥がドクドク脈打つのを感じた。3日経っても既読すらつかない。1週間後も完全に無反応。はぁ…。
あの時の私はTikTokのDMをインスタと同じ感覚で使っていた。自分のメッセージがメッセージリクエストという別フォルダに放り込まれていた事実すら知らなかったし、そもそも文面自体が終わっていた。
送った瞬間にもう詰んでいたなんて、まさか思いもしない。
知らないと詰むTikTokDM特有の制限
TikTokのDMには、インスタにはないクセの強い制約がいくつもある。
相互フォローでない相手へ送れるDMは1日たった3通。意外と知られていないけど、これがかなりキツくて、1通1通に魂を込めるしかなくなる。しかもフォロー外からのメッセージは通常の受信箱には届かず、メッセージリクエストという別タブに振り分けられる仕組み。このタブ、自分から見にいかないとまず気づかないし、存在自体を把握していない人も相当いると思う。
初回のメッセージリクエストでは画像や動画も送れない。テキストかTikTok内コンテンツの共有だけ。アップデートで写真や動画の送信機能が追加されて、最大9枚の画像共有や60秒のボイスメッセージにも対応したけど、初回リクエスト時はこの制限が残っている。つまり最初の1通目はテキスト勝負。ここが分かれ目になる。
既読表示にも独特のルールがあって、送った側と受け取った側の双方が既読ステータスをオンにしている場合のみ表示される。片方でもオフなら永遠にわからないまま。インスタみたいにデフォルトで既読がつくわけじゃないから、返事を待っている間の不安感はなかなかのもの。
もうひとつ見落としがちなのが、16歳未満はDM機能そのものが使えないということ。相手のプロフィールにメッセージアイコンがなければDMを受け付けていない設定なので、送ること自体が不可能。まずアイコンの有無を確認する、これが第一歩になる。
スルーされる人と返信がくる人の決定的な差
3連続で無視された私のダメDMに共通していたこと
料理系クリエイターへの失敗のあと、懲りずに別の人にも送った。
2人目には「フォローしました!仲良くしてください!」と送信。
3人目には「投稿おしゃれですね!どこ住みですか?」と聞いた。
全滅。ゼロ返信。
冷静に振り返ると、3通ともまったく同じミスを犯していた。全部、自分が話したいだけの一方通行。相手にとって返す理由がどこにもないんだよね。
見知らぬアカウントからいきなり褒められても怖いだけだし、仲良くしてくださいには相手の得がゼロ。住んでる場所を初手で聞くなんて完全に不審者のそれ。今思い出しても顔から火が出そう…。
ダメDMに共通するのは結局、自分の欲求だけぶつけて相手の視点が1ミリもないということ。TikTokはメッセージリクエストの壁があるぶん、雑な文面は開かれることすらなく消されていく。
返信率が激変したたったひとつの気づき
転機になったのは、SNSマーケティング系の投稿者が言っていたひと言だった。
「DMは手紙じゃない。相手が返したくなる質問を置いてくるんだよ」
頭をガツンと殴られた気分。
それまで私はDMを自己紹介の場だと思い込んでいた。でも全然違う。相手の投稿内容に具体的に触れて、返しやすい質問をひとつ添える。たったそれだけで返信率がまるで別世界に変わったんだから驚くしかない。
正直、コツをつかんでからは最初の3連敗が嘘みたいで。私の体感だと、相手の投稿に具体的に言及したDMは5割以上の確率で返ってくる。当たり障りのない挨拶だけのDMはほぼゼロ。この差は歴然。
初対面で実際に使えるDM例文7パターン
相手の投稿に触れて質問を添える
返信がいちばんきやすいのは、相手の投稿を具体的に引用して質問をセットにするスタイル。
例文1。カフェ巡りの動画を上げている相手へ。
「この前の〇〇カフェの動画に出てたラテアート、あれどこの店ですか?ずっと気になってて」
例文2。筋トレ系の動画を投稿している相手へ。
「背中のトレーニング動画めちゃくちゃ参考になった!あのラットプルダウン、手幅どのくらいにしてる?」
なぜこれが刺さるかというと、人は自分のことをちゃんと見てくれている相手に好感を持ちやすいから。漠然とした褒め言葉には反応しなくても、具体的な質問には答えたくなるのが自然な心理。投稿のどの部分に興味を持ったか、そこをピンポイントで伝えるだけで返信の確率はまるで違ってくる。
共通の趣味から自然に切り込む
プロフィールや投稿から共通点を見つけて、それを入口にする手法もかなり強い。
例文3。バスケ好きの相手へ。
「プロフ見てバスケやってるって知って思わずDMしちゃった!私も週1でやってるんだけどポジションどこ?」
例文4。同じアーティストのファンだった相手へ。
「〇〇のライブ映像シェアしてるの見て勝手に親近感わいた!来月のツアー行く予定ある?」
共通の趣味があると相手の警戒心が一気に下がるし、会話の着地点にも困らない。ただし共通点を捏造するのだけは絶対やめたほうがいい。ボロが出た瞬間に信頼ごと崩壊するから。私も過去にあまり詳しくない漫画の話題で切り込んで、突っ込まれた質問に答えられず会話が自然消滅した苦い記憶がある。嘘はすぐバレる。
TikTok動画シェアで会話のきっかけを作る
TikTokならではの手法がこれ。おもしろ動画や相手の趣味に合いそうな動画をDMで共有して、ひと言を添える。
例文5。おもしろ動物系の動画を共有して。
「これ見た瞬間、〇〇さんの猫動画思い出して笑った」
例文6。相手が好きそうなレシピ動画を共有して。
「〇〇さんなら絶対これ再現できそう!」
例文7。相手自身の過去動画をあえてシェアして。
「この動画のBGMの選び方がセンスありすぎて何回も見返してる」
TikTok内コンテンツの共有は初回メッセージリクエストでも送信できるから、テキストだけよりはるかに話のとっかかりを作りやすい。動画が起点だと相手もリアクションしやすくて、返信のハードルがぐっと下がる。
私が初めてこの方法を試した時、送って30分で返信が届いた。画面に通知が浮かんだ瞬間、思わず声が漏れてスマホを握ったままソファにひっくり返ってしまった(笑)
DMの前にやっておくべき下準備
プロフィールで足切りされている現実
DMを受け取った相手がまずやること。それはあなたのプロフィールを見にくること。ここがスカスカだったり投稿ゼロだったりしたら、怪しいアカウント認定されてスルー確定。文面がどんなに良くても、プロフィールの段階で弾かれたら終わり。
私もかつてアイコン未設定のままDMを送って完全無視された経験がある。その後、友人に撮ってもらった自然体の笑顔写真をアイコンに設定して、投稿も数本上げた状態で似た内容のDMを送り直したら、あっさり返事がきた。文面の問題じゃなかった。プロフィールの見た目で足切りされていたわけ。
アイコンは他撮りの笑顔がベスト。自撮りや風景写真、アニメアイコンだと警戒されやすい。プロフィール文に趣味や性格がわかるひと言を入れておくだけで、受け取る側の印象は驚くほど変わる。
コメント欄で先に名前を売る
いきなりDMを送るんじゃなく、まず相手の投稿にコメントを残して存在を認知させておく。TikTokではこのワンステップがかなり効く。
私の成功体験をひとつ。気になる相手の投稿に2週間ほど丁寧にコメントし続けてからDMを送ったところ、いつもコメントくれる人ですよね!と返信がきた。そこからやりとりが途切れず続いて、最終的にLINE交換まで進んでる。
あの時、返信通知が画面に浮かんだ瞬間は忘れられない。スマホを握る手がぶるぶる震えて、同じ通知を5回は見返した。
コメントで顔を覚えてもらうと、フォローを返してくれる可能性も上がる。相互フォローの状態なら自分のDMは通常の受信箱に直接届くから、メッセージリクエストに埋もれるリスクが消える。見てもらえるかどうかはこの準備段階でほぼ決まっている。
送ったあとに待ち受ける落とし穴
返信がこないからと追撃メッセージを送るのは最悪の手。TikTokは非フォロワーへの送信が1日3通に制限されているから、焦って連投すると枠を使い切って詰む。
私も一度だけ、返事がこなくて翌日に昨日のDM見てもらえましたかと追加送信したことがある。結果、即ブロック。胸のあたりがズキッと痛んで、しばらくスマホの画面を開けなかった。ブロック通知の文字列が目に飛び込んできたあの瞬間は、今でも脳裏に焼きついてる。
送る時間帯も地味に影響する。深夜2時や3時に届いたDMは、内容がどんなに良くても不気味に映るだけ。相手がアクティブそうな夜の20時から22時あたりが無難で、私自身もこの時間帯に送ったDMがいちばん反応が早かった。
1通送って反応がなければ、それが答え。2通目を出していいのは最低でも1週間以上空けて、かつ相手の新しい投稿に自然に絡められる話題がある場合だけ。それでも無反応なら潔く引く以外にない。
忘れちゃいけないのが、TikTokは出会い目的で使っている人がかなり少ないプラットフォームだということ。インスタと比べるとDMでの交流自体に慣れていないユーザーが圧倒的に多い。だからこそがっつかず自然体でいるほうが、結果としていちばん返信につながるというのが私の実感。
TikTokのDMで距離を縮めたいなら、コメントで認知を取って、相手に刺さる1通を丁寧に作り込む。その先にLINE交換や実際に会う流れが自然と見えてくる。

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